• テキストサイズ

RUMBLE 【OP 原作沿い長編】

第31章 arousal






研究所
R棟 最上階


「ここは…、どこ?」


アルコはベッドに座ったまま窓を探した。窓の外の白い世界に困惑して問いかけるアルコに、ローは丁寧に説明した。


パンクハザード島

シーザーとモネのこと

ここで行われている“SAD”の研究と製造


シャボンディ諸島をはじめ、その後 各島々で得た情報と推測をまとめた。

アルコは具のないスープでゆっくりと口を浸しながら、ローの話を聞いた。


「この島は…、二人によって怪しい研究と製造の管理が行われている。危ねェヤツらもいるし、ここにある“鍵”は…知るだけで危険に巻き込まれる可能性もある」

「そう…」

「だから…、アルコは この部屋から出さない」

「…えー……」


冗談混じりの言い方で言うので、ローは少し安堵の笑顔をみせた。しかし表情は緩んでも、その提案は緩まなかった。


「『えー』、じゃねェ。お前のためだ。それに…」

「……」

「アルコの身体も、もう限界だ。抵抗力を下げる薬を入れて、ある程度まとめて体内の珀鉛を取り除く治療をする。…睡眠の疲労と体力が回復したらな」

「…わかった」


アルコはそれまでチビチビと舐めるだけにしていたスープを改めて見つめる。意を決したようにカップを握り直したアルコをみて、ローはそのカップを取りあげた。


「無理をするな。ゆっくりでいい」


アルコは弱く微笑んで、重い頭と身体を再びベッドに沈めた。





/ 834ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp