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RUMBLE 【OP 原作沿い長編】

第30章 in the fog 【後編】



「ロー…、大丈夫、だよ」


アルコは優しくローのほほを撫でた。彼は少し身を屈めて、すり寄ってきた。


それでも悲しみの色は 消えない

その瞳の奥にある絶望の色は

消えない


「どうしたの…? 何か、あるなら…、私が、なんだってしてあげるから」


本当だよ

なんでもしてあげる

あなたのためなら なんだってしてあげる


だから
そんな 寂しそうな目をしないで
そんな 辛そうな目をしないで
そんな 悲しそうな目をしないで

そんな 私の知らない顔しないで


どうすれば それを信じてもらえるの

いつも支えられてばかりの私が
どうすれば あなたの“支え”になれるの


“本当だ”ってことを伝えたい


あなたに この気持ちを わかって欲しい


それが少しでも
あなたの“支え”になれるのなら



アルコは両腕を伸ばして ローの頭を抱えるように抱きしめた。速すぎる胸の鼓動に、ローの顔を押しつける。


アルコは『その言葉』を口にする決意を固めた。


あの時 この部屋で
あなたがくれた 私を“支える”言葉


『アルコが…、自分らしくいられるなら』


今度は私が あなたの“支え”になりたい


アルコは ゆっくりと『その言葉』を口にした。


あの時
涙に流れて 言えなかった『言葉』を ────



「だって私は…、


ローのことが


『す…き』、だから」










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