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RUMBLE 【OP 原作沿い長編】

第28章 甘いもの



ダンダンダンッ!!

「アルコ!  ココにいるのかい?」


アルビダにシャワー室の金属製の重い扉をノックされ、我に返った。

「はい! います、います! もう出ます」

鏡の自分をみながら もう一度 両ほほを両手で挟み、絆創膏とともに顔の火照りを抑える。

アルコが扉を開ける前に、アルビダが次の言葉をかけてきた。

「じき出航しようってのに、トラファルガーが帰ってきてないみたいなんだけど…、そこに一緒にいるのかい?」

アルコは中がよくみえるように扉を大きく開けた。

「まさか…、いませんよ。戻ってきてない?」

「ああ。知らないかい?」

「ええ。…木、斬ってたから。出来ました、木材」

「ご苦労さん。今、男共に運ばせてる」





アルコの作った角材と板材は 甲板のすぐ下の海岸まですでに運ばれていて、そこから船に乗せる作業が始まっていた。

アルコは その作業をくぐり抜けて船を降り、男達が狩ってきた獣を見せ合っている集団に近づいた。

「ロー、見なかった?  森で一緒に獣 狩ってたんじゃないの?」

「いや、あの兄ちゃんはでっかい獣を何匹か仕留めたんだが、『いらない』とか言っておれに手柄を譲ってくれたんだわ」

「え?」

アルコの困惑をよそに、周囲からは「自分で狩ったんじゃねぇのか」「ずりぃな!」などの罵声があがる。

「なんか別のもん探してたっぽいな。海岸沿いからずっと」

「??」

噂をしていると、大きな山の方からローが戻ってくるのがみえた。手にはなにやら小さな袋を提げている。



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