第28章 甘いもの
「ぁっ…!」
待ち望んでいたが 予想以上の刺激に、ビリッと身体全体が反応する。
一番敏感な部分に いきなり舌が触れた。触れるだけの舐め上げを繰り返されて、先ほどの強がりは一瞬にして意味をなさなくなる。腰を少し差し出すような体勢になってしまうのが、『そうして欲しい』と言っているようなものだ。
「こうして欲しかったんだろ?」
「んんっ…、ぁ……っ」
「それとも こっちか」
「……っ!」
舌での舐め上げはいつの間にか上下の往復になり、それを続けたままで膣口に指を突き立てられる。ぐちゅっ、とイヤらしい音をたてて、ソコはいとも簡単に侵入を許した。ほんの少しの指の屈折だけで触発され、電撃のような快感が身体を貫く。
『好き』という気持ちが何よりの媚薬
でも、この気持ちを伝えなければ
いつまでも ただの『緩(ゆる)い女』だ
しかし入り口とナカのいい部分を同時に しかも連続して責められ、「もっと」と求める甘い声も抑えきれる余裕なんてない。
ゆっくりと指を回転させながら出し入れされる。それを続けながら、口一は時折 舌で愛液をすくいあげ、いやらしい突起を中心に、容赦なく舌で ぐにぐにとなぶった。
「あッ…、あぁっ、ん…っ、はぁッ」
「気持ちいいか」
「ん、んんんッ ───」
返事なのか、喘ぎなのか
よくわからない声を出すと、それを責めるように「じゅ、じゅる」っと音をたてて吸い上げられる。
吸われたまま、口内で舌を動かされれば、すぐにドクン、ドクンと奥から快感の波が押し寄せてくる。その快感が湧き出る奥の部分をさらに指で押し込まれ、アルコは身体を固くして あっという間に絶頂に達した。
「んぁっ、あっ、───ぁああッ」
「あぁ 絞まる…、たまらねェな」
「やっ、もぅ…、」
『たまらない』のはこっちのセリフなのに
いっそ ドロドロに溶けて
消えてなくなりたい
口一は指を動かさずにナカの収縮を堪能しながら、舌の動きをゆっくりとした優しいものに戻した。イってるというのに緩やかだがしつこい刺激を与えられ、アルコは石垣に後ろ手をつき、身体を反らせながら淫らな声をあげて再び全身を震わせた。