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RUMBLE 【OP 原作沿い長編】

第28章 甘いもの



お昼を挟んで、頼まれていた量の木材作りを終えた。

(船に運ぶのは、ローにやってもらおう)

「無理するな」って言われたし、頼りどころを残しておいた方が 心配性のローも安心するだろう。

船に戻ると、人は少なかった。アルビダも船大工もいない。獣狩りをしているのか、温泉に行っているのか。ほとんどのクルー達は上陸しているらしかった。

アルコは今のうちに…と、船のシャワーを使って汗を流した。



シャワーを終えて、鏡をみる。

今朝、ローに貼ってもらったほほの絆創膏が剥がれかけているのを、無理やり押さえつける。

両ほほに手をあてて、昨夜の温泉での出来事を思い出した。


温泉で
外なのに

結局、激しいセックスをした

この船では、私達は甲板で寝起きしてるし、『そういう機会』がないのはしょうがないことだけど…

それにしても、野外でなんて


ニヤケをこらえるような鏡の中の自分を戒め、冷静に昨夜の出来事を思い出す。

(私も、大胆になったもんだな…)

やっぱりローは自分にとって、『特別』なんだろうか、と鏡の中の自分に問いかける。


『特別』 ────?

『誰』と違って ────?

『あの時』 ────
真っ暗闇の中で、ゾロとセックスをした時

ゾロには曝(さら)せなかった、“珀鉛病の白いアザ”と“呪い”…いや、自分自身のコンプレックス

それとも、彼とも もっと共に時間を過ごせば、いずれ打ち明けたり頼ったりすることができたんだろうか


治療も進み、身体のアザは半分くらいになった。それとともに、解き放たれていくハズの“心の呪縛”。
それでもまだ、女性であるアルビダにすら 曝すことは出来なかった。


ローになら

ローの前でだけは

自分らしくいられる


『ローなら大丈夫』

その安心感から、大胆にもなれた

彼が望んでくれるのなら ────




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