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RUMBLE 【OP 原作沿い長編】

第28章 甘いもの



「勝負!」


アルビダの声に一瞬 場が静まり返り、ツボが開かれる。


「ピンゾロの丁!」


その口上に、男達の歓喜と落胆の声があがった。

「嬢ちゃん! やるな!!」

貸元の男は、アルコには勝った金を配らずに、代わりに空の手のひらを差し出した。

今のでチャラ、その金で次の賭け札を買えという仕草だ。

「……」

アルコは迷ってはいるが、口の端は上がっていた。次は負けても元の文無しに戻るだけ。ここからは勝てば…

迷っているアルコに、ローは後ろから声をかけた。

「やれよ。大丈夫だ。“おれ達”なら」

アルコは振り返らずに片眉をあげた。


ロー…、なんかイカサマしてる…?


ここで過剰に反応する訳にはいかないので、もう少し迷ったフリをして賭け札を買った。











「勝負!! …サブロクの半!」


「嬢ちゃん、女神かっ」

「よし、次はオレも嬢ちゃんにのるぞ」


「…ははっ。なんか怖いくらい ついてますね。こんなとこで運 使い果たして、私、あした死んじゃうのかも」

(ロー…、やり過ぎだよ)


7回連続の負けなしに、アルコは ひきつった笑顔をみせた。8回目の勝負の前に、さすがに待ったがかかり、アルビダが予備のサイコロを準備させる。

「あれっ?! アルビダ姉さん、予備のサイがないッス」

「んな訳ないだろ。どきな!」

座っている男達をどかせて探しても、予備のサイコロは見つからない。負けが込んできた男達からのブーイングがあがり、賭場はお開きになった。

貸元の男が札の換金を始める。

3回目あたりから賭け金を増やしていたので、アルコの手元には20万ベリーがやってきた。

札束を口もとにあてて、細めた目でローを振り返る。ローもアゴを上げて悪どい笑顔を返した。





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