第27章 価値観
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「アルコ、大丈夫か?」
「痛った…。なんとかね」
瓦礫の上に落ちて、上から残りの矢が降ってきた。暗闇の中、足元の瓦礫とローの身体を触って なんとか立ち上がる。
「結構、落ちたね」
「ああ。あんなカラクリがあるとは」
遥か頭上の四角い穴の入り口が閉じられると、天井の高さもわからなくなった。
「地面に近いハズだ。どこか壊せば出られるだろう」
なるほど
ピラミッドのような形をしていた寺院は、入る時に石段を登ったし、さらに内部で上り坂になっていた。
アルコは手探りで壁を触っていく。石造りの寺院に、あんなからくりがあるなんて。
「『違和感のある形や色の石』…だっけ? 色は…よく見えないんだけど、ここにある この真ん丸のボタンは…」
ぶにっ!!?
「ギャァー!! 何やってんだ!!」
「わぁっ!! 何? 誰っ?!!」
「やめろっ! ソレはおれ様の 鼻だっ!!」
「「バギーっ!?」」