• テキストサイズ

RUMBLE 【OP 原作沿い長編】

第27章 価値観



しかし、アルコのそんな心配とは『別のこと』を大僧正は言い出した。
いや、『別』ではあるが、本質的には『同じ』ようなことを。


「“穢れた女”がこの寺院に足を踏み入れるとは…」


カチーン
なんなのよ、コイツら…

どんだけ“女”を下にみれば気がすむの


「“女”だから、“穢れてる”って訳…。
なんなの、その理屈。

あんた達…いや生き物全員、その“穢れた女”から産まれてきたくせに偉っそうに…

男なんて、どーせ気持ちよく種 出してるだけじゃない。いい年したジジィ達が…命懸けて産んだ“母親”に、“女”にちっとは敬意を払ったら?!」

「アルコ…。言いたいことはわかるが、そこに今キレるな。話がややこしくなる。
それに…、コイツらの下らねェ価値観は、そう簡単には直らねェよ」

「フッ…」

「笑うな!  僧弟!! 貴様、それでも本当に僧正かっ」

「いや、彼女の言うことは一理ある」

「貴様……」

ユナの父がアルコに理解を示すようなことを言うが、大僧正と僧兄の矛先はローとアルコに向いていた。

もう、こうなったら力ずくで。やるしかない。

「貴様ら…、大僧正様の“コレ”をみてもまだ大きな口が叩けるかっ」

僧兄が髭を揺らしながら興奮した様子で煽る。

ゴゴゴゴゴゴゴ・・・

大僧正が立ちあがり迫力のある顔を向けてくるので、二人は構える姿勢をとった。

なに?
なにか出るの?
技かなんかが飛んでくる??

合掌した大僧正は急に穏やか表情になり、その顔には後光が差しているようにみえる。





…いや、本当に光っている。坊主頭の背景が、光を放っている。






/ 834ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp