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RUMBLE 【OP 原作沿い長編】

第26章 漂流






『ありがとう』と言われた





こんなにハッキリと、『ありがとう』と言われたことはあったっけ

『悪かった』
『助かった』

そんな言葉は聞き覚えがある


『ありがとう』って ────


驚いてローを見つめたが、その顔はすぐに にじんでよく見えなくなった。そのまま、顔を崩して声をあげて泣いた。もう、顔なんてぐちゃぐちゃだろう。

海水の潮と
ローの血と
汗と涙と鼻水と

そんなぐちゃぐちゃのアルコを、ローは強く抱き締めた。


「ありがとう」



再び力強く言われたその言葉は、薄明の小屋に優しく響いた。





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