• テキストサイズ

RUMBLE 【OP 原作沿い長編】

第26章 漂流



──── 体内はやはり……


ローはアゴ髭に手をあてて、考えていた。


“珀鉛”が残っていたのか。
それを身体が攻撃しているのか。

皮膚に現れて“境界”がわかればその部分のすべてを取り除くことができるが、体内は“境界”がわかりにくい。中途半端に取り除くと、それが刺激となって周囲の“珀鉛”に身体が過剰に攻撃を始めてしまうのか。

やはり体内はどこかで落ち着いた場所で、きちんとした設備のあるところで、その後休める期間を空けられるところで、一気に治療しなければ。


とりあえず、喉の“珀鉛”を出来る限り取り除いておこう


そう思って刀と“珀鉛”を集めて閉じ込めている小瓶を手繰り寄せた時────


『せめて……今は治療はやめたほうがいい』


アイビーの助言が思い出された。

なぜアイツはあんなことを言ったんだろうか。

しかし『わかることは、よくわかる』不思議な少年の助言を思い出してしまった以上、ローの頭の中からは“治療をする”という選択肢はすでに除外されていた。

「……」

“珀鉛”の粉の入った小瓶を 空に掲げて透かしてから、ポケットにしまった。



/ 834ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp