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RUMBLE 【OP 原作沿い長編】

第25章 high sensitivity






「わ」


ローはアルコを能力で土手の上から降ろした。

予告なくそうされたことにアルコは少し驚いたが、まあ彼ならそうするかと納得もしたので素直に礼を言った。


「ありがとう。

…届いたかな」


アルコは大事そうに竪琴に触れて、花畑の方向に目を向けた。

青い森で死んだ12人の子供達と
生き残ったにも関わらず、その後 緑の海で死んだ男の子

とくにローに答えを求めて問いかけた訳ではなかったのだが、ローはアルコの後ろから、素肌の方の肩に手を置いてつぶやいた。


「ああ、来てたよ。



『好きだ』って言ってた。

…アルコの竪琴の音が」


「そっか、よかった」


「…おれもだ」


ローはアルコの肩にかかっていた黒髪を一筋 持ち上げて、彼女にバレないように自分の唇に当てた。


「そっか…、よかった」


アルコは ひとつ息をついてから振り返って、嬉しそうな笑顔をみせる。急に振り返ったので、ローの指から黒髪がすり抜けていった。


「アルコさん、素晴らしかったです!
行きましょうか、長居はよくない」

「ええ、ありがとう。行こう」


ディンとアルコは青い花畑を横目に、森の出口へと歩みを進める。

ローは『クウトリワ』の木片を抱え上げた。


「ズルいよ、ロー」

「うるせェな、わかってる」


アイビーはローの抱えた『クウトリワ』の木片の上にちょこんと座ったまま、じとっとした視線を向けていた。





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