第25章 high sensitivity
「…どうだろうな」
ローは前のめりに座りなおし、開けたひざに肘をついた。
「どんな“神”かに、よるんじゃねェか。アルコの言う“神”を否定する気はねェが……
“神”にも色々いるからな」
そう言って不敵に笑うローは、本当に怖いもの知らずな男だと、アルコは思った。
そういうところはルフィに似てる
何者にも屈しない
どんな存在も恐れない
その信念
「まぁでも………、神に祈りたくなるくらいアルコを乱れさすのは悪くねェな」
「…なにそれ、なんのプレイよ。何言ってんの、バカじゃないの」
前言撤回。この男は……。
ニヤついた顔ではぐらかされ、急に下品なことを言い出したことに対する驚きと呆れで、捲し立てるように言い返した。
今朝、アイビーに途中で邪魔されたのをまだ引きずっているのか。それか、よっぽど溜まってるんじゃないか。
真面目に聞いたのに…
アルコはソファの背もたれに身を預け、脚を組んだ。
しかし、こんな風に不自然に はぐらかすということは、何か思うところがあるのかもしれない
“D”を背負う彼にとって、“神”の存在は無視できない“何か”なのかもしれない