• テキストサイズ

RUMBLE 【OP 原作沿い長編】

第25章 high sensitivity






「クウイゴスの木ですか…、ないとは言い切れませんが。グレート・鰤(ブリ)テン島に自生するには、湿度が高過ぎるような気もします」

ディンは眼鏡を触るいつものクセをみせながら言った。

ローとアルコは、海軍支部の応接室でディンと向かい合っていた。

『新しい方の船をもらう』というシルバーの提案は断ったものの、二人は『クウイゴスの木片』については、もう少し検討することにしたのだった。

命懸けの危険な航海であることには変わりない。出来るだけリスクを回避し、次の島にたどり着ける確率を上げるためだ。

アルコはシルバーの家にあった図鑑を読み漁(あさ)り、『クウイゴスの木は冬島以外には割りと普通に自生する』という記述を見つけた。

普通に生えているのに、高価で希少な木材として扱われている理由は『見分けが困難』だかららしい。


『見分けられさえすれば』


その教えを乞うために、二人は博識のディンの元を訪れたのだった。


「そっかぁ…、どこにでも生えてるって訳じゃないんだね」

「あるかもしれねェんだろ」

「う~ん………」


ディンは苦しそうに首をひねっている。

自生するには“湿度”も関係あるらしい。ディンの表情は、この島には自生している可能性が相当低いことを物語っていた。

しかし、図鑑には書いていないことを知っているディンは、やはり博識だ。



/ 834ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp