第25章 high sensitivity
「ふふ。甘い」
「………そうか」
イタズラな笑みを向けると、照れたような言葉が返ってくる。
(自分からやったくせに)
その反応がかわいくて、そのまま首筋に抱きついて、転がる。狭いベッドから落ちそうになるのを受けとめられ、上に乗っかって身を預けた。
「重い?」
「いや………」
ローの胸にぴったりと耳をあててもたれかかると、ローはアルコの髪をすきながら、一筋 持ち上げてもてあそんだ。
「じゃ、このまま もう少し寝ていい?」
「眠いのか」
「うん…、眠い」
「……………」
頭でもなでて、優しく眠らせてくれるのを期待したのに、了承の言葉は降ってこなかった。
どうかしたのかと思い、眠気を我慢して そろり見上げると、その顔は明らかに不満そうで“問題あり”の色が伺える。
「どしたの、何かあった?」
「…ジジィがいねェんだ。起きろよ」
「大変、どこいっちゃったの? 大丈夫かな、そりゃ起きないと…」
「そうじゃねェよ…、アルコはおれの心配をしろ」
腰に置かれた手が、するすると身体の上で動き始めた。
(あー…そういうこと。
したかったの。
もしかして、ローがシルバーさんを追い出したんじゃないの)
そんな疑いの目を向けられていることを知ってか知らずか、彼の手はワンピースの薄い布の上を遠慮なく這い回る。
片手は腰から脇腹に、片手は下からワンピースをたくしあげて太ももに。
内ももからお尻。下着からはみ出している素肌の肉の部分を直接、指先がスリスリと滑る。