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RUMBLE 【OP 原作沿い長編】

第24章 老人と船






*  *



どれくらい眠っただろう。


昼なのか、夕方なのか。
それともほんの数十分 眠っていただけで、まだ朝なのか。

時計もないし、頭もぼんやりする。

横になったままで、瞳だけぐるりと動かす。
視界に入った細長い すりガラスの窓は、白い。

だから たぶん、まだ朝か昼だ。

静かだから、ロー達はまだ帰ってきていない。

それだけわかれば、十分。



“あの少年”が、ココにいる。

それだけわかれば、十分。



「ローとじいさんは、二人で行ったの?」

「そうだよ」


アルコは起きあがらずに瞳だけ向けて言った。

少年がアルコの寝ているベッドの足元に座ったので、アルコは少し足をよけた。


「本当に…大丈夫なのかな」


少しあきれるように笑って言うので、アルコも釣られて笑った。

この子は、ローの心配をしているのかな。

それとも、おじいさんの心配をしているのか。


それとも、もしかして ────


「船なら、大丈夫だよ。私達 海賊だけど、勝手に盗ったりはしないから。ローも無理矢理 奪ったりはしないよ」


安心させるつもりで言ったのだが、「そんなの、わかってるよ」と少年はさらにあきれていた。

あれ、違うの?

船の心配をしたんじゃないの?

キミはあの船の『クラバウターマン』じゃないの ───?





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