第23章 応酬
絶頂がおさまる前に続けて強い刺激が与えられ、アルコは扉に押しつけた顔を歪める。まるでピークだと思っていた高さから、頭打ちになっていることを無視して強引に高めようとしているようだ。
自分はどうなってしまうのか。
不安と狂おしいほどの悦楽に飲み込まれそうで、正直しんどい。
「いい、加減……っ、っぁあっ…」
連続でイかされ、立っているのもやっとの状態。
また“お前”って言ったり
尻叩いてきたり
こんな後ろから何度も強引に
無理矢理みたいに
Sっ気 丸だしの口一
甘く、優しく気遣いながらしてくれる時と
こんな風に狂気に飲まれるように求めてくる時
どっちが本当の口一なんだろう
二面性を持つ彼
こっちは明らかに“闇”
でも、そんな彼も
狂おしいほどに
愛しい
だってどうせ似た者同士だし
受け入れてあげたい
──── “出来るだけ”
「あっ……、あぁ…ッ、ん、イっ…!」
激しさを増す身体のぶつかり合いに、パンパンという肌の衝突音と もう明らかに嬌声だろうという声が漏れる。
「…っ!……出すッ…ぞ……っ!」
ラストスパートの動きの後、身を震わせ びゅくびゅくと注がれる。
(え…“外に”出す…って、言ったのに…っ?!)
「この……」
抗議しようとするが、ガバリと上半身に後ろから絡みつかれ、耳もとでハァハァ言いながら乱れた服の上から胸に手を這わされる。
挿入されたままのソレは、抜かれる気配がない。それどころか再び緩やかに膣壁にこすり始める。
荒い呼吸が落ち着いた頃、口一は信じられない言葉を口にした。
「まだ…イケそうだな……」
「はっ……っ?!!
──── いい加減にしろっ!!!」