第22章 Riot Grrrls
振り返ると、眼鏡をかけた女の子が顔を赤くして怒った様子で立っていた。
その腰には立派な刀を携えている。
(あ、この娘……)
アルコは記憶をたどり、その女性が何者かを、少し時間をかけて思い出した。
(………! あの時の)
ルフィの船に乗っていた時、ゾロと二人でローグタウンの武器屋に行ったときに出会った女性だった。アルコは、ゾロとその女性のやり取りを見ているだけだったが、ゾロの反応がいつもとあまりにも違うので、妙に印象深い女性だった。
後に、その娘は海軍、その娘にはゾロが海賊であることがバレて、軽い衝突があった。
(向こうは…、覚えてないだろうな)
アルコの殺気に怯えて振り返った2人の男は、アルコを飛び越えて声をあげた人物を見て、ホッとした様子でケンカを売った。
「なんだ…
お前、スモーカーのとこの……」
「たしぎ、か。
はっ、色気も実力もねぇお前に……」
そこまで言った男達の頭を、アルコは何のためらいもなく挟むようにとらえて、ゴッチンと思いっ切り頭同士をぶつけた。
スゴい音がして、男2人がその場にドサリと崩れ落ちる。
汚いものを触ってしまった、というように手を払うアルコを見て、たしぎは驚愕の声をあげた。
「ちょっ… あなた、何やってるんですかっ?!」
「さあ……、なんとなくムカついたから」