• テキストサイズ

RUMBLE 【OP 原作沿い長編】

第22章 Riot Grrrls



自虐のような自分自身への笑いを噛み殺していると、よく知った声がかかった。



「─── ヒナさんっ!  おかえりなさいっ、待ってたよ! 今日も麗(うるわ)しいなぁ~…よかったら今夜一緒に……」

「いいわよ」


声の主は、ニューマリンフォードの立ち上げに、同時に同じ部署に配属された同僚。

階級は同じだが 年齢は少し下の同僚は、会うたびに飽きもせず誘いをかけてくる。

いつもはあしらっていたその誘いを、ヒナは二つ返事で了承した。


「……ですよね~。いつもつれない人だ、あなたは───って、え?!」

「いいわよ、行きましょう。二度は言わせないで。ヒナ躁急」


今夜は“女”として、男の誘いに乗ってみよう


それでも満たされなかったなら……


今度はスモーカー君でも誘って飲みに行くか

彼になら、このモヤモヤを晴らせるかもしれない


でも、彼に今さら“女”をみせたら
あきれられるかもしれない
失望されるかもしれない



─── でも、それもいいか

“酒”のせいだって、言い訳できる

私だって、“女”だもの





ヒナは同僚の男に饅頭をひとつ手渡した。


「さっさと今日の仕事を終わらそう」


そう言った男は、嬉しそうに饅頭を手ではじいた。

二人は跳ねるような早足で、海軍本部へと入っていった。




/ 834ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp