第22章 Riot Grrrls
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ぐーっと、身体全体が沈みこむような重力を感じて、アルコは重いまぶたを無理やり開けた。
(あれ、ココは……??)
「到着しました。足元にお気をつけください」
その聞き覚えのあるアナウンスの声で、ココがボンドラ内であることを知った。
(ボンドラが……到着?? ってことは…)
小さくうめき声をあげながら身を起こす。ひたいに手をあてて、ぼんやりする目をこすると傍らに座っていたローに「起きたか」と言われた。
「寝てた?」
「ああ」
「着いちゃった? “新世界”? 地上??」
「ああ」
「…………盛った?」
「………」
低い声で言った最後の質問には、ローは答えなかった。
アルコは寝かされていたソファに座り直し、ガックリとうなだれた。
「見たかったのに~…。“新世界”の海を、上から。
行きみたいに、感動したかったー…」
「そう変わんねェよ」
頭を抱えてガックリしてるアルコの視界に、ローの手が入り込んできた。
「いつか また来ればいいだろ、行くぞ」
頭はぼーっとしたまま。身体はふらつきそうだったので、素直にその手につかまって立ち上がった。
ローはアルコの冷えた手に驚き、もう一方の手も重ねた。
「次は、深海がいいな」
アルコのその言葉に、ローはいつもの余裕に満ちた表情で同意した。