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RUMBLE 【OP 原作沿い長編】

第22章 Riot Grrrls






ローとアルコはその夜、一般人が利用する定期船に乗った。

週に1度の頻度で、シャボンディ諸島からレッドラインのふもとにある街を往復している定期船。

たくさんの人が乗ることができる、大きな帆船だった。

客層としては、大きな荷物を抱えた商人が目立つ。それ以外に旅慣れた雰囲気の人は少なく、ほとんどが観光客のような一般人や貴族風の家族連れだ。海兵の姿もちらほら見かけた。


船室には入らず、甲板に設置されていた海を望む椅子に二人で座り、少しだけ眠った。

でも、朝日とともに目を覚ますと、いきなりローと目が合ったので、眠っていたのは自分だけかもしれない。







“前半の海”
旧マリンフォード 側

レッドラインのふもとの街


船から降りたったローとアルコは、口を開けたまま大きな壁を見上げた。ここまで近づくと、言葉を失ってしまう。それほどまでに巨大で切り立った“赤い土の大陸(レッドライン)”は、徐々に迫りくるような迫力があった。

雲に阻まれて上まで見ることは出来ないが、壁に沿って雲に吸い込まれるように地上からワイヤーが伸びている。

“ボンドラ”と呼ばれる、シャボン玉で飛ぶリフトで“聖地マリージョア”へ昇るのだ。



ボンドラ乗り場までの通りを歩く。

海軍本部はすでに移動されて、こちら側には本部はないハズだ。しかし長年海軍本部の直近の街として機能していたのだろう。行き交う人達は海軍のコートやスーツ姿の人が多い。また、海兵だけでなく、一般人や観光客も多く、街は明るい活気に溢れていた。

「いい匂い。ねぇ、あれ美味しそう」

“レッドライン”という冠がついた まんじゅう、ジェラート、せんべい……露店には様々なお土産や食べ物が並んでいる。
人々は立ち止まって嬉しそうに口々に何かをほおばっていた。

アルコも足を止め、二人で露店をのぞいた。

「どれが欲しいんだ」

ローはレッドライン・ジェラートというアイスを買ってくれた。




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