第20章 宝物
パチンッ!
ド・ド・ドドドンッ!!!!!
一瞬遅れていくつかのシャボン玉が、音とともに衝撃波となってはじけた。
「ぐわぁっっっ!!」
ディスコの一番近くにあったシャボン玉が その身体を吹き飛ばし、ボディガード達もどこからともわからない衝撃を受けて散り散りになった。
海軍の混乱の中でも共鳴したいくつかのシャボン玉が衝撃波となり、花火のようにローが刻んだ身体の部品が同心円状にはじけ飛んだ。
「ははっ………」
ローが長刀を肩に担ぎニヒルに笑うのを、アルコも振り返って同じ顔で返す。
ドォォォンッッッ!!!
「「?!!!」」
突如、会場内で爆発音のような、轟音(ごうおん)がした。
着飾った客達が、慌てた様子でなだれのように次々に外に出てくる。
「行こう。ペンギン達が」
「ああ」
「クソっ………まためちゃくちゃにしやがって………」
入り口付近で倒れているディスコが恨みごとを つぶやいている。
「うるさい! マハラジャ!!」
アルコはディスコをヒールで蹴っ飛ばしてから、人混みに逆らって会場内に戻っていった。