• テキストサイズ

RUMBLE 【OP 原作沿い長編】

第20章 宝物



「きゃっ!!」

「オイ、何だコイツ。大丈夫なのか……?!」



近くで小さな悲鳴と ざわめきが起こった。

(っ?  なんだろう)

飲み物を取りに行ったローを待たずに、ざわつく方向へ歩みを向けた。

その場にいた4、5名が注目している先に視線をやると、黄色いドレスを着た女がうつぶせに倒れていた。はち切れそうなドレスは、もともと彼女がふくよかだったからなのか。顔はふせられていて、この角度からは見えない。



「…………あ゛……づ……………っっ!」


「!!!」



女が身悶えするように動き出した。気を失っている訳ではないようだ。赤いじゅうたんをかきむしり、何かをこらえているようだ。


何、あの人。どうなってるの




「────!!」

「下がれ」



ローに腕をつかまれ、徐々に注目が集まりできかけている人だかりから遠ざけられる。

「そっちを見張れ。誰がみている」

肩にローの背中があたる。急に緊張感が走り、背中合わせで会場を見渡す二人。


『何か』が始まったのか ────


「どうしたんだ?!」
「おい、なんかやべぇ!」
「誰か、医者を。救急車を………」


何か問題や事件が起こっても『解決してはならない』


その葛藤と罪悪感が心を支配するが、ローはもちろん、アルコも倒れた女に目を向けず会場に視線を泳がせる。


/ 834ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp