• テキストサイズ

RUMBLE 【OP 原作沿い長編】

第20章 宝物



「ローってスゴいこと考えてるんだね」

「だろ?」

「やっぱりキャプテンはスゲェんだ」

アルコにそう言われて、シャチとベポはどこか誇らしげだ。


きっと七武海になったことはローにとって通過点に過ぎない。

海賊の高みの先には
『四皇』『海賊王』『ワンピース』────

ルフィと目指すものは、同じ。やり方が違うだけ。その二人の道すじは、どこかで交わっていくような気がした。


「頼もしいね。わくわくする」


「キャプテンは強いけど、ひとりじゃできないことも、きっとある」

「七武海ともなれば、なおさら動きにくくなることもあるだろ。だからおれ達が駒(こま)になるんだ」


そっか。
みんな本当に頼もしいな。

私も、早くローのために全力で闘えるようになりたい。

そのためにも、珀鉛病の治療をとっとと終わらせたいな。もっとパッパッといかないもんか。いや、パッパッとした治療に耐えられない、自分の体質が悪いのか。




「っっ!!、ちょっと、やめて。離しなさい」


通りの向こうで女性の声があがった。

図体のデカくて人相の悪い男と、きれいで賢そうな女性がジュラルミンケースのようなものを引っ張りあっている。メタリックピンクのケースが、二人の間をいったり来たりと揺れていた。


「オイ、女!!?  離せっ」

「やめてっ!!  誰か………っ!」



「そこにいろよ」

ローから四皇の話を聞いて、多分に漏れずシャチも血が騒いだのだろう。シャッキーの店で、暴れるタイミングを逃してしまった彼は、トラブルめがけて駆け出して行った。



追いかけようとするアルコの腕を、ベポはとらえる。

「シャチなら大丈夫だよ。おれ達はココにいよう」

そのために自分はココにいるのだ。アルコをトラブルに巻き込ませない、ケガをさせない。

そうでしょ、キャプテン。



/ 834ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp