第20章 宝物
「はやくやろうぜ」
ペンギンの挑発の一言で、乱闘が始まった。店に被害を出さないよう、小さなアクションで仕留めていく。
バキッ、ドカッ、という音の中、シャッキーが声をあげた。
「ボーヤ達、晩ごはん食べてくでしょ?」
「ああ」
「やったー! いただきますっ!」
ローの返事に、ベポは嬉しそうに反応した。
「アルコ、豆買ってきてよ。炊いたげるから」
「はーい」
アルコは立ちあがり、竪琴を担いでカウンターでシャッキーから金を受けとる。
「うるァァ!」ドカッ、ガツッ
「豆だけ?」
ガッシャンッ! 「痛ってぇ! こいつら…」
「あぁ、椎茸も」
バキィッ!「オイ、よそ見すんなよ」
「シャチ、ベポ、アルコに ついていけ」
「アイアイ! キャプテン」
「クソッ、こうなったら女を…」
アルコは、抱きつくように飛びかかってくる男の腕をひょいっと くぐる。勢い余ってカウンターに突っ込んできた男のひたいにシャッキーがタバコを押しつけた。
「ぐわっ熱ぃっ!」
「行ってきます」
アルコはベポとシャチを従えて、買い物に出ていった。