第19章 察知
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「……………てるよ、…………アルコ、
…………………………起きて! アルコ!!」
強めに揺さぶられて、目を覚ました。
ベポが何か言っている。大きくて柔らかい手で身体を起こされ、ぼんやりした頭で周りを見渡す。ローはすでにベッドにはいない。
「もう夕方だよ。一回起きて。何か食べさせないとって、キャプテンが」
そうか。
明け方までローの隣で本を読んでて、それから寝てたんだ。完全に昼夜リズムを崩してしまった。
身体が重い。
しかし今回、生理長いな。
鉛のように重たい下半身をどうにかベッドから降ろし、腰をさする。
「大丈夫?」
「ありがとう、ベポ」
眉間にシワを寄せて渋い顔で腰に手を当てるアルコを見て、ベポは鼻をすんすんと鳴らす。
「さすがに、ヤってないね」
「やめてよ……!
え。もしかして…、そんなことも わかるの?」
「……わかるよ」
「はぁ~………、ほんっと、鼻いいね。
イヤらしい クマさんめ」
ヤらしいクマですいません、とへこむベポに、じとりと目を向けた。