第19章 察知
「…いや、本当に。それが未だに不思議でさ」
「そんなこと、いつまでも気にしてんのか。ケツの穴のちいせェやつだな」
「待って」
シャチがペンギンに吐いた軽い毒を、なぜかアルコが真剣な顔で さえぎった。
「?」
「?」
(?)
「そう言うけど、じゃあ実際………ケツの穴がさ、大きいっていうのは、誉め言葉なの?」
「そう言えば………」
「確かに………」
(それもそうだな………)
「ガバガバってことじゃねェか」
「小さいほうが、誉め言葉っぽくね?」
「じゃ、今 誉めたってこと………?」
(………………)
「………………」
一瞬の沈黙の後、3人は大爆笑を始める。
(何なんだコイツらは………)
あまりのくだらなさに、つい強めの息を吐き出すと、シャチが目ざとく拾ってきた。
「キャプテン、笑った?!」
「うそ」
「笑っただろ」
「笑ってねェよ」
………それが、いつもの風景。