• テキストサイズ

RUMBLE 【OP 原作沿い長編】

第18章 それぞれの治療



「よし! わちしは………」


「…ミチャエル聖!!!

こんなところにおいででしたか!  お探ししました!!」


ひたいに巻いたバンダナの上に度のキツそうなメガネを乗せた、精悍な青年が店に現れた。青年は『正義』を背負った海軍の白いコートを羽織っている。


「なんだえ! 邪魔するなえ!! 今わちしは………」


「あれ………?!」
「え………?」


天竜人が海軍の青年を見た一瞬の間に、竪琴を携えた女は消えた。
側にいた大男も。


床には小さな花が置かれ、大男がいたところには昆虫が這っていた。






海軍の男は小さな紫色の花を拾い上げ、少し考えてから丁寧な言い方で言葉を発した。


「………聖は大変 お疲れのご様子。ひょっとして、妖精でもご覧になったのではないでしょうか」


「妖精………?!  確かに不思議な雰囲気の女だったえ」


「妖精の伝説がある国のことはご存知でしょう。聖がお疲れの時には、きっとまたお会いできましょう」












店の裏路地



アルコ達の座っていた席にある窓辺から、ローは中の様子をうかがっていた。

「大丈夫か」

ローがそう声をかけ、ベポがアルコを黙って抱きしめるが、アルコは その手をゆっくりと振りほどく。


膝をついた姿勢のまま足下で固まっているジャンバールを抱きしめ、ローとベポには聞こえないような小さな声でささやいた。


「大丈夫。大丈夫よ」





/ 834ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp