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RUMBLE 【OP 原作沿い長編】

第18章 それぞれの治療



「キレイな街ね」

小綺麗な服を着た子供達が4人、通りの隅で遊んでいる。

「ああ。居心地は……あまりよくないな」

「ふふっ。そっか。 あ! 見てアレ」

アルコが目を向けた本屋の店先に、文房具が売られている。ジャンバールが近づくと

「ソレソレ、ベポにお土産」

ジャンバールの肩の上から、ペンの背に熊の頭がついたモノを指差した。

「箱ごと買おう。おれも金を出す」

海賊歴の長いジャンバールは、買い物も豪快だ。





「そういえばジャンバールって………私の『病気』のこと、知ってるんだっけ……?」

ジャンバールの肩の上で、先ほど買ったリンゴをかじりながらアルコは尋ねた。

ローからアルコの『珀鉛病』の事情を話した、と聞いたのは確かベポ、シャチ、ペンギンの3人だったハズだ。

アルコもそういう認識で生活しているので、3人とロー以外の前では基本的にはグローブは外さない。

しかし今回の下船の件や、先日艦内での晩酌の時「闘って役に立ちたい」と言ったアルコに

『焦る必要は、ないんじゃないか』

と、優しく諭してくれたのはジャンバールだった。

病気の事情を知っているような気遣いに、ベポ達に聞いたんだろうな、と推測した。



ジャンバールは少し沈黙してから、歩みを止めることなく答える。

「いや、詳しくは知らないが………ローにしか治せない病気だということは、聞いた」

嫌だったか、と少しだけ寂しそうな顔をした。

「全然。ジャンバールは、優しいね」

「同期だからな」

そう言ってまた怖くて頼もしい顔に戻って笑った。



そっか

私達は、一緒のタイミングで乗船した『同期』。ローとはまた違った、かけがえのない存在だ。

この機会に、彼にもきちんと珀鉛病について話しておこうかな ────



「!!!」

「? どうした」

突如、アルコはジャンバールの肩の上で彼の頭を踏み台にするように背筋を伸ばし、遠くをみた。

「ジャンバール、降ろして。ソコの店に入ろう」



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