第17章 合流
しんとなってしまったリビング。
立ち上がったアルコの背中をジャンバールが優しくなでた。
「焦る必要は、ないんじゃないか」
ローはアルコのウィスキーを飲みほし、アゴをあげて片ほほを緩める。
「ああ。治ったらな」
────え、それって。
治っても、そばにいていいってこと?
「それまでおれ達が守ってやるから」
「アルコ! 遠くから雑魚だけ散らせ。ヒット&アウェイで」
「無茶言うなよ」
「いや、できるだろ」
「それに七武海だぜ? これからは海軍と無駄な衝突は避けられるしな」
わいわいとした賑わいが再び戻ってくる。
嬉しい ──────
アルコは椅子に今度は膝を立てて座り、ジャンバールに小さく「ありがとう」と言った。彼は照れた様子で優しく笑い返した。アルコは にこにこと椅子の上で身体を揺らした。
ローは喧騒の中、薬に詳しいクルーに“アレ”を作れと指示する。キッチンから戻ってきたクルーから、お椀を渡された。
それを見たクルー達の間に、再び静寂が訪れる。
「「「………………………」」」
「なに、コレ」
「………………がんばれ」
「…ご愁傷さま」
「………………」
お椀に入っているのはスゴい匂いの緑色の液体。クルーにはお馴染みの何やらヤバい薬らしい。
「男をみせろ!」
シャチからの謎のエールとかけ声にあわせて、覚悟を決め一気に飲みほす。
飲み下した直後、強烈な匂いと吐き気があがってきた。床の一点をみつめたままのアルコに、ローは無慈悲な一言をかける。
「こらえろよ」