第17章 合流
シャワーを終えたらしいローが、リビングに入ってくる。
「主役はもちろんっっこの男!! 我らがキャプテン、トラファルガーッッッロー!!!!」
酔っぱらったシャチが、盛り上がった話をまとめるようにローを煽るが、ローは冷静にアルコの後ろからグラスを取り上げる。
「アルコ、飲むな」
「えー。いいでしょー。キャプテンのケチー」
ベポがアルコの代わりに抗議すると、それに乗っかるように「ケチー」「ドけちー」と一斉にブーイングがあがる。
「アレルギー反応が激しくなってるって話はしただろ。痛みの刺激にも身体が過剰な防衛反応を起こしてる。大ケガして高熱が出るのはそのせいだ。酒で傷をうずかせるな」
(そうなんだ…。え、それってことは)
「ケガがダメなの? でもそれじゃあ………
闘えないじゃない」
「あぁ。闘うな」
「えーっ?!」
ケチー。ドけちー。
何のための修行よ。新技よ。
「私も闘いたいよ。皆のために、何か役に立ちたい」
(……………あなたの、ために)
思わず立ちあがって、ローに向き直る。今までの雰囲気に似つかわしくないアルコの真剣な言葉に“ドけちコール”がやむ。