第17章 合流
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「遅くなった」
迎えに来てくれる日を約束していた訳ではないが、暗黙の1ヵ月という期間はとうに過ぎていた。
しかし、こちらもちょうど一段落したタイミングだったので、遅いとも思わなかった。
「上手くやったね」
ローに関する新聞記事を隅々まで読み終えたアルコ。
ビブルカードをたどって部屋まで来てくれたローに、ねぎらいの言葉をかける。なったばかりとは言え七武海の肩書きを手に入れたローは、ミホーク同様、海賊であるにも関わらず海軍の施設に出入りすることが出来た。
「お前は………ボロボロじゃねェか。もうちょっと上手くやれねェのか」
「はは。確かに」
痛々しい身体をさすりながら、笑顔を作る。
「“里帰り”を、許してくれてありがとう。
いろんな整理できたし、気持ちの踏ん切りもついた。
これからは、治療 よろしくお願いします」
「ああ」
アルコの頭にぽんと手を置いたとたん、ローの顔が曇る。
「………お前、熱あるじゃねェか」
「そう。稽古で。激しく闘い過ぎた」
「容赦ねェな。お前の“おじさま”は」
傷の半分はゾロにくらったものだが、説明も面倒なのでミホークからの稽古ってことにしておいた。