• テキストサイズ

RUMBLE 【OP 原作沿い長編】

第15章 in the rain



雨がさらに激しくなる。
その轟音(ごうおん)で周りがシャットアウトされ、より内省的になってくる。




脱いでやろうか

いや、せめてグローブだけでもを外してやれ



グローブに手をかけたが、やはりその動きを止めた。



振り向かなくても、わかる。

その視線。その気配。



ザ ────────
「ずっと、いろよ」
ザ ────────



大雨の音でかき消されて聞こえないフリをすると、さらにハッキリとした声が届く。


「ここに……おれと、いろ」




「………………無理」
ザ ────────

到底聞こえないだろうという小さな声で返事をした。



「なんかわからねェけど。

お前が、何を抱えてるかも。

それも全部外して ────」


「やめて!!

…………………それ以上、踏み込まないで」


もうピークをとうに向かえていると思っていた雨の激しさが、さらに増す。


「こっちの都合も知らないで

勝手なこと、言わないで」



「知らねェな。

お前の都合なんか。

おれは自分の気持ちしかわからねェ」



「!!

………やめてよ。

それ以上、言わないで」


アルコは怖くなって振り返った。


彼もヒヒ達との戦闘の後なのだろう。
大雨にさらされていたのは、同じように泥と血と汗にまみれた身体。頭に巻かれた手拭いからのぞくのはアルコを鋭く見据える眼光。


アルコは覚悟を決めて、スラリと剣を抜いた。


「上等だ」


/ 834ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp