第15章 in the rain
「私も、まぜてよ。修行」
アルコの言葉にゾロは食事の手を止める。
「おう。いいな、そうしろ。
そういや、お前とは
剣は交えたこと なかったな」
「お手柔らかに」
テーブルをはさんで そう目配せし合う二人の横で、凍るような覇気を静かに高めているミホーク。
え、なに…?
おじさまどうしたの
まさか『女』の私はダメなの ────
「『は』?
剣『は』交えていない?」
「「!!」」
「何なら、交えたと言うのだ。
貴様………そこになおれ、ロロノア」
──── 殺される
机の下からアルコの蹴りが飛んで来て思わず立ち上がったゾロはそう思った。
「こっ、拳っ! 拳、拳。
おじさま、何言ってんの。落ち着いて。
ゾロとは………意見が合わなくて、めっちゃくちゃ殴りあったことがあって……!」
ミホークが鋭い“鷹の目つき”のまま、アルコをも にらむ。
「おい! 何やってんだ!! ワインがねェぞ!」
ペローナのワガママに助かったとばかりにゾロがキッチンに逃げる。
(勘弁してよ………)
アルコは、酸味のキツいワインを流し込んだ。