第14章 分岐
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青黒い海
小型の動力付きの船で進む
アルコは、アカルイデ島を出航し、ひとりクライガナ島へ向かっていた。
2つの島は南北に対になった勾玉のような形をしているが、それぞれの島の入り口は向き合ってはいない。北にあるクライガナ島の入り口は、南側のアカルイデ島を向いているが、アカルイデ島は北側に高い山脈があり、クライガナ島に背を向けるように南に向かって開けている。
アカルイデ島を出航し、島をぐるりと回って北のクライガナ島へ向かうには、小型船で半日はかかる。
船は、昨日まで行動をともにしていたバンドのピアノを担当する男に借りたもの。
彼らとともに10日間ほど過ごし、ほとんどの晩はどこかしらで演奏をした。
ベータ島のビーチカフェ
ビーチでのカクテルパーティー
商船の上
アカルイデ島の酒場
ライブハウス
ボーカルの女性は、見た目からのイメージ通り、強くてセクシーな女性だった。
彼女は我が強く、ギターをメンバーとして入れたいのになかなか上手くいかない、とピアノとドラムの男達はぼやいていた。なので、彼女とアルコの気が合うことを何より驚き、喜んだ。
彼らが住むアカルイデ島でライブをする予定が組まれていた。そこまでは付き合い、再会を約束して彼らと別れた。