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RUMBLE 【OP 原作沿い長編】

第1章 “麦わら”との冒険



『うるせェ!!!  いこう!!!!』





トナカイの“医者”が、彼らに同行することになった。“医者”は、城内でドクトリーヌに別れを告げているという。



「私は、ここで船を降りるわね」



雪が降りしきる城門前。

一味の動きがピタリと止まり、雪だけが動き出したようにみえる。


「ずっと探してた、欲しかった『情報』が、この城にありそうなの。

解読には数週間は かかりそうだわ。」

質問や意見を言うスキを与えず、彼女は続ける。

「船は、止まってはいけない」

心配そうな表情をしてくれている“砂漠の王女”に向かって微笑む。





言葉を発したのは、病み上がりの“航海士”だった。

「そういう、約束だったものね。寂しいけど」

“航海士”は、ごそごそと手袋を外し、コートの襟元を少し開けて、つけていたネックレスを外す。

「コレ、あげるわ。船に帰ればもっとあんたに似合いそうなものもあったんだけど…」

手渡されたネックレスは、ゴールドでできたハートのモチーフの華奢なもの。少し横長の歪んだオープンハートで左右に細いチェーンが繋がっている。

「私に、私達に。

正直に。

何か言うことはない?」


妙な強調をする口調で、そう言ってきた“航海士”は、すがるような、悲しそうな目で彼女をみつめる。


「正直…」









「コレ、あまり 趣味じゃないわ」


・・・


一瞬の沈黙の後、
“粗撃手”が「ブフッ?!!」っと吹き出す。

「はっはっはっ!!」
“剣士”も声をあげて笑っている。


「笑うな!!!  ヒドッ!」

“粗撃手”と“剣士”に振り返ってそう叫ぶ“航海士”は、何か暖かいものに包まれた。


彼女が首もとに抱きついてきたのだった。

「でも、すごく嬉しいから、もらってく」


一味の笑い声が大きくなったのは、笑い泣きの涙でごまかそうとしているからか。


「ししし!」

真剣な顔で、それをみていた“麦わら”の少年も声をあげる。


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