第2章 3人のお兄ちゃん
そして2人は街に行き、港に行った。そして人混みを掻きわけて前に来た。
「あれが政府の船でその中に天竜人が乗ってるニよ」
「天竜人…」
ルーミーは道中ドグラに世界の仕組みを聞いた。
天竜人には逆らうな、それが世界の掟だ。
それを人々の歓声を聞きながら肌で感じた。
「あれ、あの漁船…」
「どうした二か?」
「サボお兄ちゃんが乗ってる」
「エッ?!」
ルーミーから双眼鏡をひったくりドグラが漁船を見る。
「ほんと二」
「サボお兄ちゃん危ないんじゃ…サボお兄ちゃん!!」
ルーミーの嫌な予感は当たり漁船は撃たれて沈没した。
「サボ!!」
「子供は無事か!?」
「天竜人の気に障ったんだ!!」
まわりの声が聞こえない。
いつも優しくルーミーに短剣の使い方をアドバイスしてくれたり、エースとルフィを笑って見守っていたサボが…。
「いやーーーーー!!!」
ルーミーは海に飛び込んで助けようとするがドグラに止められる。
「お前も殺される二よ!」
「でも…何もできないよりマシだよ!こんな近くにいるのに助けなかったらルフィやエースお兄ちゃんに合わせる顔がないじゃない!」
「とにかく帰る二よ!」
ドグラは暴れるルーミーを無理やりその場から引き離しコルボ山のほうへ向かった。