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【ハイキュー!!】もうひとつ【影山飛雄】

第2章 きっかけ


ぺこりと頭を下げる飛雄の前まで行く。



「あ、あの!ちわす!!」



飛雄のとなりで大声で私に挨拶をしてきた。


ワンコみたいな男子だ。




あ、もしかして!

芽依が言ってた小学生みたいな子って…この子のこと?




「すっげーな、影山!2年生の先輩に知り合いいんのかよ!!」




「ふん、当然」





いやいやいやいや!

知り合ったの今日だからね?!



ニヤリと口角をあげる飛雄に内心でツッコミを入れる。





「で、2人は何部?」




「「バレー部です」!!」




2人の言った言葉は合っていたけど、飛雄は冷静に、

ワンコ男子は元気よく言った。







「中、入んないの?」




私は入口を指差しながら、聞くと2人は顔を見合わせて

モゴモゴとし始めた。




「え?なに?どーしたの?」






2人を交互に見ると、ワンコ男子が「実は…」と口を開いた。




「つまり…2人は仲が悪くて、主将が止めたのに喧嘩し続けて

教頭のヅラ吹っ飛ばしたと」




コクコクと2人は同じタイミングで頷いた。







「ぶっ…ぶあっははははははっ!!!wwwww」



私は聞いた話を想像して笑い出す。







「あ、あのっ、先輩…?」



「だっ、だからって…ぷっくくwwwww」







思わずお腹を抱えて、笑う。







「だっ!大体影山があんなことしなければ…!」



「んだと!ゴラァ!!」





ワンコ男子に飛雄が胸ぐらを掴む。





「ちょちょちょちょ!!ストップストップ!!」










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