【ワンピース】貴方の側で【パウリー】(※設定修正加えました)
第1章 はじめまして、愛する人
『って、その腕…』
「ん?嗚呼、さっきの騒ぎで気づかねぇうちにやっちまってたのか…」
パウリーさんの腕の部分の服が刃物に切り裂かれた様にぱっくり切れていたのだ。幸い切れていたのは服のみのようだ
「まぁ、怪我じねぇし。大丈夫だ。」
相変わらず気にしていないのか
彼は葉巻を吹かしながら腕を私の前で振ってみせる。
『あの、よかったらなんですが…』
「??」
________
私は自分から彼の服を縫うことを申し出た
彼は断ったが、私の粘り勝ちで押し切れた。
助けてもらったのだから何かさせて欲しいと詰め寄った私に彼はまた顔を赤く染めて渋々OKしてくれたのだ。
『はい、出来ましたよ。』
「おお、こりゃ見事なもんだな」
『ふふ、ありがとうございます』
新品とまではいかないが
違和感のない程度には繕うことが出来た。
パウリーさんもそれを見て感心したように
自分のジャケットを眺めている。
「ありがとよ、えぇっと…」
『シルトです。シルト・プロフェート。』
「そうか、ありがとよシルト。」
『はい。』
__コンコン
そんなこんなしているとドアがノックされた。
「ンマー、まだ居たのか。」
「アイスバーグさん!」
ドアを開けたのはアイスバーグ氏で、後ろには
先程の金髪美人も立っていた。
「傷の具合はどうだ?」
『はい、大丈夫です。元々かすり傷でしたから』
「そうか、なら良かった。家まで送らせよう。
オメェ、家はどこにある?」
『…あ』
そう言われて私は何をしていたのか改めて思い出した。
『実は………』
_______
私は彼らに簡単に事情を話した。
勿論、悪魔の実のことは伏せてだ。
今日初めてこの島に来たこと、
家を契約する為に職を探していたこと。
その過程で造船所に立ち寄り、
騒ぎに巻き込まれたこと。
アイスバーグさんは黙ってそれを聞くと
私の話が終わると同時に口を開いた。
「ンマー…つまり、家がねぇんだな。」
『掻い摘んで解釈すると、そうなりますね。』
「…職も探してるんなら、いい提案がある。」
『いい提案…?ですか?』
アイスバーグさんは秘書のカリファさんに視線をやると
カリファさんは予知していたのか、素早く私の前に
一枚の紙を差し出した。