【ワンピース】貴方の側で【パウリー】(※設定修正加えました)
第1章 はじめまして、愛する人
「オメェ…その、本当に悪かったな」
『いえ、寧ろ助けていただいてありがとうございました。』
青い作業着の彼、改めパウリーさんは
言葉を選びながら私に話かけてくれた。
「でも怪我させちまったからな…
おっと、ここが医務室だ。」
大きな建物、ガレーラ本社の廊下を少し進むと
医務室と書かれた扉の前に着いた。
パウリーさんは軽く2、3回ノックして扉をあける。
「おーい、爺さん。ちょっといいか?
…って誰もいねぇな。」
『そうですね』
開けた先の医務室はモノケの殻だった。
「たくっ、仕方がねぇ…。オイ、そこに腰掛けな。」
『あっ、はい』
私はパウリーさんに言われるがままにベットに腰掛けた。
促した本人は簡易的な救急箱をもって私の正面に座る。
『お願いします』
私は邪魔になるだろうと思い、自分の長い髪をかきあげて
傷のある首筋を露わにした。
「な?!///オイお前!何やってやがんだァ!!///」
『え…?何って、邪魔だと思って…』
「女が簡単に男に肌を見せんじゃねぇ!!///破廉恥だ!///」
『は…破廉恥って……』
さっきもそうだが、彼は本当に女性に免疫がないらしい
現に首筋の傷の手当をする為なのに、どうしろと言うのか。
『じゃあ、どうやって手当する気だったんですか?』
「そんなのオメェ…俺が知るか!///」
『………………』
黒いハットの男といい、この人といい
ここの船大工は変わっている。
私は彼にバレないように小さくため息をつく
『じゃあ、自分で手当しますから
貴方は明後日の方向でも見ててください。』
「……ッ……わかった…///」
手当をしている間、彼は大人しく外を眺めていた。
しかし、居心地が悪いのかずっとそわそわしながら
貧乏ゆすりをしていた。
『…ふぅ、終わりましたよ。』
「お…おぉ…、そうか…」
流石にもう頬は色づいていないようだか
まだそわそわしている彼が面白く、つい口元が緩んでしまった。
『ありがとうございます、パウリーさん。』
「おう、こちらこそ悪かったな」
そういったパウリーさんは先程とは違い
少しはにかんで私を見た。
コロコロと表情が変わる彼は
なんだか犬みたいで可愛らしい。