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【ワンピース】貴方の側で【パウリー】(※設定修正加えました)

第1章 はじめまして、愛する人


『な……ッ?!』

背後から手を抑えられ、首筋に刀をあてがわれる。

「おい!ガレーラの船大工どもぉ!!」
「……?!」
「こいつの命を助けてぇなら、大人しく船を渡しなァ!」

やってしまった…
来てすぐの島で騒動に巻き込まれてしまうなんて…
完全に油断していた、情けない。

ここで能力を使うのは簡単だが、なにせ人が多く
どこから情報が漏れるかわからない。
そうなるとすぐにでもこの島を出なくてはいけなくなる。

正直、それはしたくない。
少しでもいいからこの活気ある島で過ごしたい。

「おい、テメェ!その女は関係ねぇーだろォが!!」

葉巻を咥えた、青い作業着の男が
こちらを見据えて海賊に怒鳴る。

「ギャハハハ!だから人質にしてんだろが!バカめ!」
『いッ……!!』

海賊が乱暴に私の腕を掴みあげ、思わず顔を顰める。
船大工達の動きが止まったことに気分をよくしたのか
汚い音で高笑いをしてみせた。

『ちょっと…ッ!アンタねぇ…!…………?!?!』

海賊の素行に耐え切れず振り返り、
文句の一つで言ってやろうとしたその時だった。

海賊の背後に、一瞬にして黒いハットを見た。

「なッ!!」
「あっ!オイ!!」

その人物は腕を振りかぶり、一発で海賊をのした。
私はと言うものの、その衝撃でバランスを崩し
地面に倒れそうになったのだが、どこからともなく
ロープが伸びてきて引っ張られた。

『ちょっ…?!きゃあッ!』
「…っと!!」

その先には先程の青い作業着を着た船大工がいて
私を受け止めてくれた。

『いったたた……』
「おいテメェ!ルッチ!人質のことを巻き込むんじゃねぇよ!間一髪間に合ったから良かったものの!!!」
「《クルッポー!まぁ間に合ったんだから言うなッポー》」
『………鳩?』

海賊を殴り飛ばした人は黙ってこちらに視線を向けるだけで
肩にとまった鳩が流暢に喋りはじめた。
青い作業着の船大工さんがそのまま話を続けている事で
鳩が黒いハットの人の代弁をしていることは何となく察した。

しかし何故鳩……?
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