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【ワンピース】貴方の側で【パウリー】(※設定修正加えました)

第1章 はじめまして、愛する人


『大きな船が沢山…
 これ、全部ここで造ってるのかしら』

着いてみれば見たこともない程の大きな船や
木材やらがわんさか積まれたもの
船に乗せるのだろうか、大きな大砲まで…
何から何まで自分には見たことのないもので溢れかえっていた。

『船を造るのにどのくらいの費用と時間がいるのかしら
 私には想像もできないわね……… ? 何の騒ぎ?』

思いを馳せているとふと大きな扉の前に人だかりを見つける。
その殆どが腰に刀などを差していて一目で海賊であると想像できた。

「だからよぉ、よぉーく考えたのよ?
 ここまで完璧に直してもらって悪いが
 予算が高すぎるわけよ……
 つーわけで…金は1ベリー足りとも払わねことにしたのさ」
「…………」
「いやぁ本当にわりぃーな!ギャハハハハハ!!!」

会話の内容に耳を済ませば大方の事情は把握できた
なんとも救いようのない悪党共だ。
毎日こんな奴らを相手にしているのだろうか
だとしたら職人達には頭が上がらない。

数十名に囲まれている一人の職人らしき男は
黙って手元の資料に目を通していた

「おいおい、何か言ったらどうなんだ
 ガレーラの職人さんよぉ?」

そう海賊が言った時、その男がはじめて
口に咥えていた葉巻を手に持ち直し、言葉を発した。

「…あまり職人を舐めないでくださいよ、お客さん」
「あ゛ぁ…?」

……そこからは実に鮮やかなものだった。

職人の連携から繰り出される流れる様な攻撃に海賊達は成す術なく
数十分も経たないうちに職人達により片付けられた。

『強い…!』

野次馬に混ざって一連の流れを見ていた私は思わず息を呑んだ。

『造船技師達ってこんなにも強いの…!?』

驚きにより私はその場に立ち尽くしていた。
空いた口が塞がらない。

海賊に物怖じせず立ち向かう彼らは
職人と言うより戦士のようだった。

呆気に取られていた私は気づかなかった。
背後に迫る、海賊の影に…………。

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