【ワンピース】貴方の側で【パウリー】(※設定修正加えました)
第1章 はじめまして、愛する人
『わぁ…すごい…』
大きな噴水のような島を見上げて
思わず息とともに言葉がもれる。
流石は水の都と呼ばれるだけの事はあり
至るところに水路が通っており、水上と陸地の割合が
ほぼ5対5と言っても過言ではないくらいだ。
とても雄大で、活気のある町並みは
それだけで私の胸を踊らせた。
『……ここには、どれくらい居られるかしら』
こんな素敵なところで一生を終える、私の長年の夢だ
しかし物事はそう上手くは行かないことを私は知っている
前の島で意図せず能力を使ってしまい
その島を出なくてはいけなくなったことなんて
数え切れないくらいあるからだ。
だからこそこの島の様な場所で
幸せに暮らしたいと夢は大きくなるばかりでもある。
決して叶うことはないだろうけど………。
『…さーてと…まずは家を探さないと!』
暗い気持ちを吹き飛ばすかのように
私は自分の頬を叩き気合を入れて足を踏み出した。
______
『まいったわね…』
この島の不動産屋を尋ねると何か職に就いてから
手続きをしてほしいと言われてしまった。
普通に考えれば当たり前の話なのだか
以前の島では小さな村ばかりを転々としていた為
その辺は結構ルーズだったのだ。
だから今までは家を借りてから
ゆっくりと仕事を探したりしていた。
大きな街はその辺りがしっかりしていて少々厄介だ。
『職なんて言われても前歴も特にないし…
とにかく、この島の中心に行ってみようかな』
私は借りた青色のヤガラに乗り込み手綱を握った。
少し進むと、その先には水上エレベーターがあり
その行く先は造船所に繋がっているらしい。
造船なんて間近で見た事もないから
少し興味が湧いてしまった。
私はそのまま興味本位でヤガラを走らせ
造船所行きの水上エレベーターへ向かった。