【ワンピース】貴方の側で【パウリー】(※設定修正加えました)
第2章 こんにちは、愛する人
『いい人ね、ブルーノさん』
「ん?あぁ、気のいい奴さ。」
『うん、何となくわかる。』
仕事に戻るブルーノの横目にパウリーは
どうしたものかと額に汗を浮かべる。
正直、誘うつもりは毛頭なかった。
けれど自分達の仕事に純粋に目をキラキラさせた彼女に
親近感のようなものを感じたのは事実で、
帰っていいと言った時の彼女のしょんぼりとした顔に
何とも言えぬ感情を抱いたのも確か。
気づけば自分から誘いの言葉をかけた。
そうしたらまた彼女は凄く嬉しそうな顔をしたもんだ
自分から女性を飲みに誘った事なんてない、
本当に今日は…
「…どうかしてるなァ…」
『…?何か言った?』
「い、いや何でもねぇ!
…で、何か今日の見学で気になる事はあったか?」
『えっとね…!マストの事なんだけど…ッ!』
その後、酒を酌み交わしながら
夜遅くまで仕事に関する話をした。
最初こそ緊張したが、自分の好きな
造船の話をするのは純粋に楽しかった。
何より真剣に聞くコイツは一緒に居て心地よくて
ついつい専門的な細かなところまで話し込んでしまった。
お互いに話は尽きる事なく
その日はお開きとなった。
________
「悪かったな、ブルーノ。長居しちまって。」
『ほんと、ごめんなさい。ブルーノさん。』
「いいさ、また来てくれ。」
「おう、サンキュー」
『おやすみなさい!』
酒場を出たのは深夜の1時を回った頃だった
仕事が終わったのは21時頃だったから
かれこれ4時間は話し込んでしまった事になる。
『じゃあ、私ガレーラ本社に戻るから』
「おい、待て。もう夜も遅えから送ってく。」
『え、いいわよ。』
「うるせぇ、女をこんな時間に一人で
歩かせる訳には行かねェだろうが」
『え…』
「ほら、行くぞ」と前を歩くパウリーに
私はポカンと口を開けた。どうやら純粋で
テレ屋な彼は紳士的な一面もある様だ。
何だか可笑しくなって気づかれない様に
くすりと笑って、私は彼の後を追いかけた。
第2章 完