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【ワンピース】貴方の側で【パウリー】(※設定修正加えました)

第2章 こんにちは、愛する人


『さて、どうしたものか…』

アイスバーグさんや、カリファさん。
そしてパウリーさんがそれぞれ仕事に戻って、
私はカリファさんから案内された部屋で一息ついていた。

机の上に置かれた募集用紙に視線を落とす。

…確かに悪い話ではない。
OKすれば職と家を簡単に手に入れられるのだから、
しかし、簡単には代えがきかない職業だ。

考えたくはないが、前の島の様に何か問題を起こしてしまった場合、その時はここを速やかに出ていかなくてはならない。
それに私はひっそりと暮らすつもりだったのだ。

それがこの島で一番大きな会社にお誘いを受けるとは…
嬉しさと戸惑いで、正直悩む。

『はぁ…まさか初日からこんな事になるなんて…』

窓から外を見ると、そこは丁度私が騒ぎに巻き込まれた1番ドックがみえた。
そこには汗を流しながらせっせと作業する職人達、
そして資材の搬入をする業者など沢山の人が居た。

『あ…』

その中にパウリーさんの姿が見えた。
葉巻を口に咥えたまま、何やら職人達に指示を出している。

先程聞いたところによると職人の中でも専門があり、
その専門をまとめ上げる〈職長〉と言われる地位にいるらしい。
黒いハットのルッチさんもそうだと言う。

『凄いな…』

顔を真っ赤しておどおどしていた先程の彼とは
まるで別人の様に真剣な表情で仕事をしている彼は
凄く眩しく私の目に写った。

あんな真剣な人達の中に、半端な気持ちで私が入るなんてきっと失礼にあたる。

それに現場を知らないでその仕事に就くなんて阿呆のする事だ。
そこまで考えて、私はアイスバーグさんの去り際の言葉を思い出した。

「何なら、ドックを自由に見て回ってくれても構わねぇ。ゆっくり考えて決めてくれ」

『……、明日少し見に行ってみようかな……』

誰に聞かせるとなく、一人、ポツリと呟いた。

すると、パウリーさんがたまたまこちらを見た気がした。
無意識に「あっ」と言葉漏らすと、彼は驚いた顔をした気がした。

お互い気づいたのに何もしないのは可笑しいだろうと思い
私は微笑みながら、軽く会釈した。

するとボンッ!と音がしそうなくらい彼の顔が真っ赤に染まる
周りの職人にどうしたのか?と聞かれているようだが
ここからでも聞こえる声で「何でもねぇよ!///」と怒鳴っていた。
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