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僕等の青春【気象系BL】

第2章 急接近




さすがは相葉と潤くん
「ちょっと、どいてどいてー」
の一言でみんなが道をつくる。

ついていくのに必死になっていたから、
2人が止まったのにも気づかず、
ぶつかってしまった。

「どしたの?」
そう言って、みんなの視線の先をたどると、

「さ、智!」

そう。イケメンに口説かれていたのは、
紛れもない男。大野智だった。

俺との約束はちゃんと守ろうとしてくれてたらしい。
両手にお弁当と水筒を握りしめている。

でも、股の下に膝を入れられて、体格的にも
動きたくても?動けないでいる。

ん?気のせいかな?乙女みたいな顔してるのは…

「ほっほー」
「翔ちゃんが口説いてたのは大ちゃんだったんだー」

「しかも、結構ガチだしねー」

「なんで分かるの?」
気になって潤くんに聞くと、

「目が違うんだよね。今までと」
って言っている。

「さすが翔ちゃんと大ちゃんだね!」
「すごい絵になってるよ!」

確かに、相葉の言う通りだ。

漫画の一コマのようだ。

智が完全にヒロインになってる…

そこで智がやっと俺に気づいたのか、

「あっ!にのだー」
「待ってたよー!」

そう言ってイケメンを力づくで押し除けて俺に飛びついてきた。

「ちょっと智離れてよ」
みんなの冷たい視線が痛い。

みんなの顔に、「いいとこだったのに」って書いてある…
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