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名前も知らなくて
第2章 ようこそ猫の高校へ
夢主side
バスを降りると
同じ制服姿の子が何名かすれ違う
心細さと不安な気持ちが押し寄せて
途中でコンビニに寄ろうとした時だった
? 『これ落としてますよ?』
落ち着いた上品な声だった
振り替えって見ると…違う制服の子??
?『顔色も悪いですし、大丈夫ですか?』
心配そうな顔で見つめてくる
右手には私の生徒手帳も持っていた
?『…少し外の空気で気分変えましょ』
そう言って彼は私の手を握った
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