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名前も知らなくて

第1章 Welcome 東京


夢主side

車内はモンモンとした
少し暑苦しい空気

私は扉すぐの壁際に置いやれていた

人がどんどん押し寄せてくると同時に
古森くんとの距離がどんどん近くなってくる

古森 『ごめんね、苦しいよね。
もうちょっとの辛抱だから。』

耳のすぐ側で言われるから
吐息が微かにかすってクスぐったい//

でも、
本当に苦しいのは古森くんの方なのに、、

推し潰されないように庇ってくれて
『 ありがとう…。』

古森くんの顔を見たら少しだけ
赤くなっていたのは気のせいだったのかな、、?

古森『…っ//、可愛すぎでしょ』




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