第110章 *終曲ディアソムニア*
4人とのダンスを終えてまだまだ話しをしたいマレウスたちだったが、壁沿いでそろそろ限界だと言わんばかりに悍ましいオーラを放つユウと、それを宥める1年ズの姿に渋々解放してやることにした
グリム『やっと戻ってきたんだゾ。おいレイラ。早くこいつを何とかしろ!おめーがシルバーたちとずっと喋ってたから、なんかもう目がギラギラしてて怖ぇーんだゾ!』
エース『ほらほら、レイラ帰ってきたから、そのオーバーブロット一歩手前みたいなオーラしまえよ』
ユウ『ユルサナイ..マツダイマデノロッテヤル』
デュース『なんか呪いの言葉吐き始めたぞ!?』
シルバー『すまない。すぐ済ませるつもりだったんだが、話したいことが沢山あって..続きはまた今度、お前の時間の良い時を教えてくれ』
『ん。またいっぱいお話しようね。送ってくれてありがと』
シルバー『..では、また。皆も楽しんでくれ』
繋がれた手がゆっくりと離れていく。名残惜しさにまた掴んでしまわないよう自制し、シルバーは全員に会釈して去っていった
エペル『シルバーサンって、あの格好も相まってまるで王子様みたい、だよね』
ジャック『なんつーか、あの人の周りだけ異様に輝いて見えねぇか?』
ジャックの言葉に"分かる"と全員が頷くと、シルバーの洗練された所作に見惚れるのもそこそこに、未だに闇落ちしかけているユウをどうにかしなければと視線を戻す
『ユウ、ただいま』
ユウ『..オカエリ』
『良い子で待っててくれてありがと。遅くなってごめんね』
ユウ『ウン』
『ねぇ、ギューッてしてくれないの?遅くなったから、もう私のことなんて嫌いになった?
...わっ!』
ユウ『そんなわけないじゃん。大好きだよぉぉ!ギューなんていくらでもするもん!』
スリスリ甘えてくるユウを撫でてあやしながら、目の前の光景をぼんやりと眺める。誰もが楽しそうに笑顔で踊る、夢の中にいるようなふわふわした心地に微睡んでしまいそうで、身を委ねるようにそっと肩に頭を預けた