第109章 *ツイステ7章 ー最終戦ー(現実世界)*
[ウサギちゃン。起きないノ?あぁ、起きたくても起きてられないんだねェ。可哀想ニ...みんなを闇の侵食から守るために自らを犠牲にした結果がこれダ。
だから言っただろウ?こんなことしても誰もキミの犠牲を知らなイ。だから感謝もされなイ。なのに、どうしてこんなになるまデ..]
『だって、みんなに苦しい思いしてほしくなかった。こんなに毎日、苦しくて重くて眠いのに、それがもしユウやみんなが感じることになったら、すごくやだ』
[哀れだねェ...キミはこんなにも傷ついてるのに、誰もその理由を知らなくて、ただ日に日に弱っていくキミを見てるだケ。
..言わないノ?闇の侵食が原因だっテ。もしかしたら治す方法を誰か知ってるかもしれないヨ?]
『....信じてくれるか分かんないから。それに..もし言ったらきっと、シルバーさんは自分が悪いって思っちゃう』
[かもネ。キミがその体を穢され始めたのハ、彼と一緒に闇に落ちたときからダ。本来なら侵食されるのは彼の方だった筈なのに、キミが身代わりになることを願ったことで、そこから全ての穢れはキミに降りかかることになっタ]
『でも..それでみんなが今も元気でいてくれるなら、それでよかったの』
[...キミのそういうところ本当に嫌いだヨ。
ねぇ、ウサギちゃン。僕はキミを素敵な化け物にしたいけど、だからってキミに独りで死んでほしいわけじゃなイ。今だってこれでも内側から働きかけて症状を軽くしてるつもりだヨ。
でもこのままじゃボクの力でも抑えきれなくなっていつか溢れ出ス。そうなる前に、使えるやつに相談してもいいと思うヨ]
『........』
[まあ、するかしないかはキミの好きにするといイ。ボクはその流れに従うだけだからサ]
『....ん..』
ノアに送り出され目が覚めると、まだ明るい日が窓から差し込み静かな部屋に時計の秒針の音だけがやけに大きく聞こえてくる
ゆっくりと体を起こしまだハッキリしない頭で周りを見渡すと、寝る直前まではいたはずの姿がないことに気づき、ふわふわしていた頭が一気に覚醒した