第109章 *ツイステ7章 ー最終戦ー(現実世界)*
『!!ぇ..ユウ、グリム?どこ、行ったの?なんでペンも教科書も置きっぱなし...』
机の上に広げられたままの教科書と、明らかに途中で放置されたままの書きかけのノートとペン。ついさっきまで勉強していた痕跡がそのまま残っていて、まるで一瞬で姿を消したような忽然とした景色に不安が押し寄せ心臓が早鐘を打ち始めた
広い部屋に1人だけ。頼れる2人の姿はどこにもない。孤独感からくる緊張に体を縮こませ、震えが止まらず次第に視界が涙で滲み出していく
いつまでも1人に慣れない自分の弱さに怒りを覚え、止まらない涙を拭って膝を抱えた
『っ、ぐすっ、ぅ、ぐすっ..ユウ、グリム、どこ...ぅぇぇぇぇっ..!』
?『ーーーーしろ!』
?『ーーーーからね』
『!...2人の、声...?いる、の?』
わずかに開いた扉から聞こえてくる聞き慣れた声に顔を上げる。怒っているような、笑っているような、話し声は2人だけでない他の誰かともしているようで、声の種類が耳をそばだてるたびに増えていく
『だれか一緒にいるの?..はぁ...よかった
みんなとこ、行きたい......ん?』
フワ...
ベッドから降りようと足をつけたその時、あの緑色の光の粒が部屋中に現れ中を漂う。その粒の纏う魔力に、ある人物の姿が浮かび深紅の瞳が強く輝く
『!ツノ太郎...?ねぇツノ太郎!そこにいるの?こっちに....あれ?』
光に手を伸ばし一際大きな粒を掴んだはずが、そこには黒い一通の手紙が握られていて、見覚えのない厳かな蝋印に首を傾げた
『これって、お手紙?...ぁ、ツノ太郎からだ。
"招待状"?』